「取り付け不可」と言われた食洗機を自分たちで調べてつけた話——賃貸・古い蛇口でも諦めなくてよかった

「取り付け不可」と言われた食洗機を自分たちで調べてつけた話——賃貸・古い蛇口でも諦めなくてよかった

2026年5月24日

「蛇口が古すぎて、対応している分岐水栓がありません。取り付けは難しいですね」

業者の方にそう言われたとき、正直かなりがっかりしました。

以前から持っていた食洗機をようやく新居でも使えると思っていたのに、蛇口が古いというだけで諦めなきゃいけないのか、と。

でも、「業者がダメと言った=本当に無理」ではないかもしれない。そう思って、自分たちで調べることにしました。

清潔感のある白いキッチンの蛇口とシンク

賃貸に引っ越して、食洗機を付けようとしたら

以前の家では食洗機を使っていて、その便利さは知っていました。毎日の食器洗いがなくなるだけで、夜の時間の使い方がぜんぜん違う。洗い物が嫌いというより、「なんでこんなことに毎日20〜30分かけないといけないんだろう」という気持ちがずっとありました。

新しい賃貸アパートへの引っ越しが決まったとき、「今度こそ食洗機を設置しよう」と思っていました。パナソニックのNP-TR7はもともと持っていたものなので、あとは蛇口への接続さえできれば使える状態です。

ただ、引っ越し先のキッチンの蛇口は古いタイプのもの。自分では判断できないので、業者に来てもらって確認してもらうことにしました。


業者から「取り付け不可」の診断

来てもらった業者の方は、蛇口をひととおり確認した後、こう言いました。

「この蛇口、かなり古いタイプですね。この型番に対応している分岐水栓が現行品にないんですよ。取り付けは難しいと思います」

分岐水栓というのは、蛇口の根元に取り付けて水の出口を2系統に分ける部品のことで、食洗機の設置に必須のパーツです。蛇口の型番によって対応する分岐水栓が異なるため、「合う部品がない」となると手詰まりになってしまう。

業者の方は嘘をついているわけでも、手を抜いているわけでもないと思います。確認の範囲の中で「対応品が見つからない」という正直な判断だったのでしょう。

ただ、わたしたちにはまだ諦めたくない気持ちがありました。


自分たちで調べた——まず蛇口の品番を確認するところから

業者が帰ったあと、夫と一緒に改めて蛇口を見てみました。型番や品番はキッチンの蛇口の付け根あたりのシールや刻印で確認できることが多いのですが、うちの場合は印字がほぼ消えかけていてほとんど読めない状態でした。

「ネットで型番を調べよう」と思っても、そもそもその型番が分からなければ始まらない。ここで詰まりました。

そこで試みたのが、蛇口メーカーへの問い合わせです。蛇口の見た目と設置年代などから製造元を調べ、リクシル(LIXIL)のウェブサイトにある問い合わせフォームから状況を送信しました。その後メールで返信が来て、担当の方が蛇口の特徴などをもとに確認してくれて、

「その蛇口の品番は SF-HE420SX です」

と教えてもらえました。

これが突破口でした。品番さえ分かれば、ネットで調べることができます。


品番をもとに対応分岐水栓を特定——CB-SXH7 にたどり着いた

SF-HE420SX という品番を手がかりに、「SF-HE420SX 分岐水栓」で検索しました。分岐水栓の適合情報をまとめているサイトや、同じ蛇口で食洗機を繋いだ人の記録が出てきて、そこでCB-SXH7という型番が見つかりました。

複数の情報源を照らし合わせて、「SF-HE420SX にはCB-SXH7が対応している」と確認できました。

ここで大事なのは順番です。

  • まず蛇口の品番を確認する(印字が読めなければメーカーに問い合わせる)
  • 品番が分かったら、それをもとに対応する分岐水栓を調べる

この順番を踏まないと、合わない部品を買ってしまうリスクがあります。「なんとなく形が似ている」という理由で分岐水栓を選ぶのは危険で、必ず品番ベースで確認することが大切です。


分岐水栓をAmazonで購入

対応部品の確認が取れたので、CB-SXH7をAmazonで購入しました。

Amazonで「CB-SXH7」と検索すると見つかります。

LIXILへの問い合わせとネット検索で特定した部品です。Amazonで検索するとすぐに見つかりました。ちなみに分岐水栓は蛇口の品番ごとに異なるため、必ず自分の蛇口の品番を確認してから購入してください。わたしたちのSF-HE420SXのケースが他の蛇口にそのまま当てはまるとは限りません。


夫が取り付けを施工した

購入後の取り付けは、電気工事士の免許を持つ夫が担当しました。

食洗機本体の設置と分岐水栓の取り付けは、基本的にはDIYの範疇に入ります。ただし水回りの作業なので、水漏れリスクを正しく処理できる知識と経験が必要です。今回は夫が施工できたので自分たちで対応しましたが、賃貸住まいの場合は自分でやるよりも業者に依頼するほうが安全です。

理由は2つあります。

ひとつは、水漏れが発生した場合に賃貸物件や下の階への影響が出る可能性があること。もうひとつは、退去時に「原状回復」の問題が生じたときに、専門業者による施工の記録があると交渉しやすいためです。

「自分でやれば安上がり」というのは間違いではないですが、万が一のリスクと天秤にかけたとき、賃貸ならプロにお願いするのが無難だと思っています。


豆知識:使わなくなった分岐水栓はメルカリで売れることがある

以前の家で食洗機を使っていたとき、その蛇口に合わせて取り付けていた分岐水栓がありました。新居の蛇口は型番が違うので、旧居の分岐水栓はそのままでは使えません。「捨てるしかないかな」と思っていたのですが、試しにメルカリで検索してみたら同じ型番が出品されていて、需要があることが分かりました。

出品してみると、無事に売れました。古い型番でも「その蛇口の分岐水栓だけが欲しい」という人が探していることがあります。特にメーカーが製造を終了した型番は、中古市場に出回る数が少ないぶん、見つけてもらいやすい面もあります。

引っ越しや蛇口交換などで使わなくなった分岐水栓がある場合、捨てる前に型番をメルカリで検索してみてください。売れればお小遣いになりますし、探している誰かの役にも立てます。


使い始めてみて

食洗機が使えるようになった最初の夜、夫と「ここまでやってよかったね」という話をしました。

業者から「取り付け不可」と言われてそのまま諦めていたら、この毎日の楽さはなかったわけで。「一応調べてみよう」という気持ちで動いたことが、この結果につながりました。

食洗機のある生活は、想像通りというかそれ以上です。夕食後の片付けが「食器を食洗機に入れてスタートボタンを押す」だけになる。それだけのことですが、毎日のことなので積み重なると大きい。


これから食洗機を買うなら——NP-TSP1 がおすすめな理由

この記事を読んで「食洗機を使いたい、でもまだ持っていない」という方は、最初の1台としてパナソニック NP-TSP1を強くおすすめします。

このモデルが特別な理由は、タンク式(工事不要)と分岐水栓による自動給水の両方に対応している点です。大半の食洗機はどちらか一方にしか対応していませんが、NP-TSP1は両方使えます。

これが何を意味するかというと:

  • 今回の記事のように分岐水栓を取り付けた場合:自動給水モードで使える。タンクに水を継ぎ足す手間がない
  • 工事が難しい環境や賃貸:タンク式として使える。工事費ゼロ、届いた日から使い始めOK
  • 引っ越し後に蛇口の型番が変わっても:タンク式に切り替えてそのまま使い続けられる

つまり、どんな住環境でも対応できる万能さがあります。わたしのように「今の家では使えても、次の引っ越し先でも使えるか分からない」という賃貸特有の不安を、この1台でまるごと解消してくれます。

スペック(参考)

項目内容
食器容量4人分(24点)
設置タイプ据え置き・卓上
ドア開閉上部スライド式(リフトアップオープンドア)
乾燥機能あり
サイズ550×600×341mm
参考価格約63,000円前後(変動あり)

価格.com 2026年5月時点で卓上食洗機ランキング790製品中3位と、実績も十分です。

口コミや詳細スペックはこちらで確認できます: パナソニック NP-TSP1 — 詳しいスペックや口コミはこちら(価格.com)


まとめ

  • 業者に「取り付け不可」と言われても、自分で調べると解決策が見つかる場合がある
  • 蛇口の印字が消えかけていて読めない場合は、メーカー(LIXIL等)に問い合わせると品番を教えてもらえる
  • 品番が判明したら、そこから対応する分岐水栓を調べる。この順番が大事
  • 今回の流れ:LIXILに問い合わせ→品番SF-HE420SX判明→CB-SXH7を特定→Amazon購入
  • 今回の組み合わせ:NP-TR7(食洗機、以前から所有)× CB-SXH7(分岐水栓)
  • 取り付けは賃貸ならできれば業者に依頼するほうが安全
  • 使わなくなった分岐水栓はメルカリで売れる可能性があるので、捨てる前に型番を検索してみると◎

同じように「蛇口が古くて無理かも」と悩んでいる方の参考になれば。蛇口の印字が読めなくてもメーカーに聞けば品番を教えてもらえます。まずそこから始めてみてください。


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